※今回は176回目のひとさじの会の活動でした。

先日、活動に参加させて頂きました。

子供のころ、私の学校の通学路に路上生活者の方がいました。その人は髪がぼさぼさで、いつも同じ服を着ていて、皆が皆、道行く人はその人のことを避けて歩いていました。子供だったこともあり、私自身、路上生活者の方を怖く、不気味な存在と思っておりました。

この「ひとさじの会」の活動を知ったのは今から二年前、大正大学に入学して浄土宗僧侶への第一歩を歩み始めた頃に受けた授業でした。その当時は授業の一環として「こんなことをしている方もいるんだ」と思った程度でした。

ですが浄土宗僧侶の行をしていく中で、自分に一体何が出来るのだろうかと考えるようになり、少しでも色々なことをしていきたいと思ったのが、この活動に参加させていただいたきっかけです。

私の路上生活者のイメージは、冒頭に述べたように、髪がぼさぼさ、いつも同じ服を着ていて、一般の方はその人のことを避けている、というマイナスなイメージが強く、実際に路上生活者の方と相対した時、果たして自分は普段通りの態度で路上生活者の方と接することができるか、とても不安でした。

実際におにぎりを配るときに、最初にお会いした方は少し怖そうな方で、お渡しするのは少なからず緊張しました。自分のような若造がして何か言われるのではないか、などなどネガティブなイメージがわき上がってきました。

しかし実際に「こんばんは」とお声をかけて話しかけてみると、そんなことはなく一般の方と同じように会話出来ました。お昼に参加者皆で作ったおにぎりをお渡しすると、快く受け取って頂けました。またおにぎりをお渡しした時、少し話もさせて頂けました。勿論、そこまで深く話させて頂けた訳ではありませんが、とてもよい経験で、ああ自分でも少しは出来ることがあるのかもしれないと感じられました。

何故路上生活者になってしまうのか、本人には聞けないことであるし、私が何か特別なことが出来るわけではありません。ただ私にできる事は、それが自己満足かもしれないけれども、この活動を通じ、路上生活者の方々にわずかでも支援をしていくことだと感じました。また同時に路上生活者の方々に少しでも寄り添って話を聞けるようになっていきたいと考えました。