両国回向院様で行われた為先会に参加させて頂きました。ひとさじの会に参加して早や数年が経ちますが、為先会への参加は初めてとなります。とは言うものの、学生時代からお念仏をする機会が多く、日常勤行ぐらいはお唱えできる私。それにまだ私が地元にいた頃、長年の友人である吉水上人に会いに東京に遊びに来るたびに、お勤めを一緒にしておりました。久々の長いお勤め、なんだかその頃の懐かしい記憶がよみがえりました。

 回向院様の念仏堂に入りますと、すでにお勤めが始まっていました。正面には善光寺様からお越しになられた阿弥陀如来様が安置されています。暗いお堂の中にふわっと如来様が浮かぶ様子は、何とも荘厳な感じがしました。なんでもこんなに近くで拝めるのは滅多にないことだそうで、ありがたく思いながらお念仏を始めました。

 さて、最初の頃は調子良く声も高らかに南無阿弥陀仏とお唱えしておりました。しかし元来正座の苦手な私、ものの15分もしないうちに足が痺れてきます。少し足を崩させてもらって続けていると、今度は声が出し辛くなる。なるほど正座の方が声を出やすいのだと感心しながら、痺れてはくずし、また正座してはくずしと繰り返しながらお唱えしておりました。

 仏様を前にお念仏をしていると色々な事が頭をよぎります。自分の仕事の事、ひとさじの会の事、そしてこれから生まれてくる我が子の事。そう、もうすぐパパになるんだぁと思いながら「南無阿弥陀仏」をお唱えしておりました。

 私はお坊さんではありませんが、学生時代から仏教に触れる機会が数多くありました。大学が京都の佛教大学で、入部していたのが児童教化サークルだった事もあり、お寺さんで人形劇などをさせてもらう機会が多かったのです。夏には京都知恩院のおてつぎ子ども奉仕団に参加し、毎週土曜日には近くのお寺の境内を借りて、近所の子ども達を相手に手遊びなどもしていました。

 お坊さんではない私がこんな事を言うのもおこがましいのですが、小さい頃より仏教に触れるのは大切なのではないかと思う事があります。学校では教えてもらえない心の勉強、自然とそんなことを学べる環境がお寺にはあるのだと思います。いずれは親子三人で参加したいなと思いながらお念仏をしておりました。

 今回の為先会は善光寺様の仏様の前でお念仏をお唱えできる大変貴重な機会でありました。また時間を合わせて参加したいと思います。ありがとうございました。