足場の悪いなか多くの会員が集まり、テントを設営し、ブルーシートを張って雨対策からのスタートとなる。
手際よく道具を洗い、米をとぎ、お釜の準備をして、いざ炊飯!!
と、そこまでは良かったのだが…。
気がついたらお釜の炊飯表示が消えていて、大あわてで原因追及。
2台の釜を同じ電源から取ったことにより、途中でブレーカーが落ちたことが発覚する。
急いで、雨のなか漏電に気をつけながら電源を探し、何とか復旧するも、手暗がりになるからと会員が持ってきてくれた電灯をどの電源につなげばいいのか、しばらく試行錯誤する。
3升炊き釜2台を使用して3回の炊飯。
その間にお釜の電源が消えること2回。
和やかな雰囲気でおにぎりをこさえるのもつかの間、「炊き名人」という名の炊飯器なのだが、アルデンテ?というよりも堅いご飯が炊けることがしばしばあり、その度に炊飯のスイッチを入れ直す。
苦労の末にすべてのおにぎりが完成したのは、夜回り配食開始予定時間を大きく過ぎていた。
結局、ひとさじの会炊き出し&夜回り配食は、ここに書ききれないくらいの多くの課題を残してのスタートとなった。
しかしながら、今回の失敗を元に会員間で多くの意見の交換が行われ、真剣に次回の炊き出しの準備に智慧を出し合えるようになった。
失敗の多いスタートであったが、会員間の結束という得難いものを得ることができ、ある意味で良いスタートだったのかもしれない。
今後、充実した活動となるように、みんなでさらに協力していきたい。