その甲斐あって事前にわかった事は、今回の調理場に関しては、初参加のメンバーが多く、段取り等に慣れたメンバーの多くが欠席であるという事だった。
その為、おにぎりの数を減らすという事にしたが、それだけで大丈夫なのか不安に思いながら、調理をスタート。
しかし、欠席ながらも、調理に慣れたメンバーたちが培ってくれた様々なノウハウが、右往左往した第1回目の炊き出しとは違い、調理場にはあった。
そして、そのノウハウを実行する調理初参加のメンバー達の行動力のお陰もあり、なんとか目標の数のおにぎりを、時間にゆとりをもって、作る事ができた。
そして今回、滋賀県から多くのお米を持参して、浄土宗の青年僧侶お二人が参加して下さった。
大変に感じの良いお二人で、ひとさじの活動に対して、同じ浄土宗僧侶として協力してくださるとの事。
ひとさじの活動は皆、ご縁により成り立っている。新たなご縁に本当に感謝です!
法要後、いつものようにおにぎりを2班に分かれて配食。
おにぎり、リーフレット、薬を渡すのであるが、炊き出しを行うこと4回目にして初めて、「おっ!ひとさじ。ご苦労さん。また来てくれたんだね」と声をかけてもらった。
憶えていてもらい、本当に嬉しかった。
「ひとさじを待ってくれている人」ができたのである。
この一言で、寒くなるこれからの季節、炊き出しを続けていける元気をもらった気がする。
頼りになるメンバー、つながったご縁、あたたかな言葉。
炊き出しを行なっていく上で、大切なものを再認識させてもらった第4回目であった。