今回は久々の晴天でしたが、調理を始めると段々とお日さまが隠れはじめ、雨は降らないものの風の強い日となりました。
会場準備のために16時頃到着すると、すでに最初の釜を炊き始めたところでした。
水場では、手際よくお米を研いでいる方がおりました。ひとさじの会を新聞で知り、お米や梅干しや海苔を持参してきていただいた今回初参加のTさんです。
早速、今回いただいた梅とかつお節と醤油をごはんにまぜて、とてもおいしいおにぎりができました!ありがとうございます。
強風に時折テントが煽られ、ごはんを計るカップなどが飛ばされそうになりつつも、大きな被害はなく、調理は無事に余裕をもって終了しました。
出発前にお茶を飲みながらなごやかに自己紹介をして、それから夜回りスタートとなりました。
今回は隅田川沿いのルートで配食させていただきました。
寒さはやわらいできたものの、強風の川沿いはまだまだ厳しいものです。
これまでの活動日誌にも書かれていますが、「ひとさじの会」もかなり認知されてきたようです。
テントの外にでて、おじさん二人が談話しているところにお邪魔しましたが、「ひとさじか!今日は天気良くてよかったな。ここんとこ雨ばっかだったもんな」ということばをいただき、「ここから見るとスカイツリーが左右対称に見えるんだぞ」と新名所まで教えてくれました!
また、別のおじさんはひとさじの会を知らなかったのですが、「次いつ来るんだ?」と聞かれ、活動の曜日をお答えすると「第一と第三月曜だね」と何度も繰り返し確認していました。
おにぎりや薬を渡す間のほんの少しの会話ですが、このコミュニケーションは、おじさん達が本当に必要なものはなんなのだろうと考えさせられたり、また、私自身の励みにもなっています。
少しでもおじさん達の励みにもなれればと思い、大切にこの活動を続けていきたいと思います。
今回は、Tさん以外にも新聞を見て興味をもっていただいた方や、新宿連絡会やもやいからもご参加いただき、主婦の知恵や年の功、さらに若いフレッシュさまでいただいてしまいました。
ひとさじの会は僧侶を中心に様々な方が集まり、とても教わることが多く、ありがたいご縁だといつも感じながら活動しております。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。合掌