今回は東洋大学から参加くださった先生1名、学生4名に日記を書いていただきました。
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今日はひとさじの会に参加させていただき、ありがとうございました。
炊き出しがこんなに重労働だとは思っていなかったため、とても驚きました。しかし、みんなで力を合わせて、おにぎりを作っていく作業は楽しかったです。
初対面の方がほとんどでしたが、みな気さくで優しい方々で色々なお話しができて嬉しかったです。ありがとうございました。
夜回りでは、一生懸命作ったおにぎりをホームレスの方々に、「ありがとう」と受け取っていただいた時は本当に嬉しかったです。
暑いなか、頑張って作った甲斐があったなと思いました。ホームレスの方が、初対面の私に対してたくさんお話しをして下さり、嬉しかったです。
あるホームレスの方が、「夏は水しか飲めないから、食塩があると嬉しい」とおっしゃっていました。
おにぎりに塩気があるとは思いますが、可能であれば、お塩を持って行かれると喜ぶ方もいらっしゃるのかなと思いました。
今回は貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。是非、また参加させていただきたいです。
最後に、今日は熱中症にかかってしまい、皆さまにご迷惑をおかけして本当にすいませんでした。
皆さまのおかげで、元気になれました。ありがとうございました。
(文:東洋大学社会学部社会福祉学科 A.K)
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初めての炊き出しというボランティア活動でしたが、参加して良かったと思いました。
みんなで結んだおむすびや袋につめた薬を届けに行く時は最初、受け取ってもらえないんじゃないかと不安でしたが、受け取ってもらえた時に『ありがとう』と言ってもらえて、なにか少しでも人の役に立てたのかな、と感じることができてすごく嬉しかったです。
さまざまな方々との出会いによって、これから多くのことをもっと学びたいと思いました。
また是非、炊き出しに参加したいと思います。貴重な機会をいただきありがとうございました。
(文:東洋大学文学部インド哲学科 K.H)
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先日は、ひとさじの会に参加させていただきありがとうございました。
初めて炊き出しだしの活動に参加したので何をどうしたらいいのかわからず、とても緊張していたのですが、ひとさじの会の方々は本当に優しい方ばかりで安心してできました。
実際におにぎりを配ってみると、今までの路上生活者の方のイメージがずいぶん変わりました。
路上生活者の方に感謝していただいたり、笑顔で話をしてくださったことが本当に嬉しかったです。
また、活動に参加させていただきたいと思います。
(文:東洋大学文学部英米文学科 Y.H)
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ひとさじの会に参加させて頂いて、夜回りに参加したこともありましたが、炊き出しと夜回りをかねた形での活動は、初めてでとても勉強となりました。
商店街のあたりを回っていると、閉店した店の前から順に寝床を作っていて驚きました。
今まで見たところは、人目につかない公園だったり、すべてのシャッターが閉まってから大勢の方が準備を始めていたように思うので、ここでは一般のお店に入っていく通行人の方と路上生活の方との距離が近いような気がしました。
その分、路上生活の方が透過しているというか、普通に生活している人たちの目には映っていないのだなということをあらためて感じました。
おにぎり作りから参加させて頂きましたが、初めて参加しても、信仰が違っても、あたたかく迎えていただきとても楽しく過ごすことができました。感謝いたします。
(文:東洋大学社会学部社会福祉学科 H.M)
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日ごろからこの地域の昼間の炊き出しには参加しているのですが、夜の炊き出しに参加するのは初めてでした。
わたしが昼間接する路上生活の方々の多くは、一見すると明るく生活されているようにみえ、そうした姿からは路上生活の大変さを伺うことは難しいのですが、今回の炊き出しで、彼らの生活の大変さについてあらためて考えさせられました。
この酷暑の中、毎晩外で夜を明かさなければならないというのはどんなにつらいことかと思います。
心をこめておにぎりを握り、誠意をもって路上生活者の方々に渡しているひとさじの会のスタッフや他のボランティアの方々の姿に触れ、襟を正される思いがしました。
こうした活動をする際に忘れてはならないことを思い出させてくれたひとさじの会の皆さまやボランティアの方々に感謝いたします。
感想にあるように、一緒に参加した学生も多くのことを学んでくれました。
貴重な機会をいただきましたこと、代表してお礼申し上げます。また参加させていただきたいと思います。本当にありがとうございました。
(文:認定NPO「山友会」理事/東洋大学社会学部社会福祉学科助教 H.G)