仏教系の団体ということで、なにやら厳めしいイメージを勝手に抱いていたのですが、お坊さんたちはとても親切でフレンドリーな方々でした。
僕はいくつかの路上生活者支援団体にボランティアとして参加させてもらっていますが、ここまで開放的でアットホームな団体はなかなかないと思います。
地域に密着する、地域の人々と交流するという意味では、お寺には相当長い伝統があります。
その蓄積された力がうまく生かされているのだとしたら、お寺を中心としたボランティア活動には大きな可能性があるのかもしれない。
不遜ながらそんなことを考えていました。
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この日は比較的少ない方だったらしいのですが、僕の回ったコースだけでも90人以上の方におにぎりを手渡しました。
ひとさじの会の認知度は高く、おじさんたちはみな「ご苦労様です」と笑顔でおにぎりを受け取ってくれます。
僕自身は何をしているわけではないのだけれども、やはり感謝されると嬉しい。元気になれます。
道中、メンバーの方に、「ひとさじの会は『支援させていただく』というスタンスなのだ」というお話を聞きました。
その真意は、不勉強な僕にはまだ理解しきれていないかもしれませんが、「こうしておにぎりとエネルギーの物々交換をさせていただいているんだ」という意味では、深く納得しました。
非常に有意義な時間を過ごせました。
また参加させていただこうと思います。