【朝食】ひとさじと言えばやっぱりおむすび
【昼食】あったかい鳥南蛮そば
【夕食】いい焼き色のついた餃子
1、 メニュー(提供人数60名分)
【朝食】 わかめおにぎり、マカロニサラダ、漬物、味噌汁
①プレート(*1人分)
・わかめおにぎり 80g×2個 …計白米4升、わかめ1パック
・マカロニサラダ30g …業務用パック計2kg
・漬物(青きゅうり)3~4切れ …業務用パック計1kg
*あらかじめ銀カップ等にマカロニサラダ、漬物は盛っておく。
*おにぎりを握る際、素手で握ってはいけない。必ずナイロン手袋+アルコール消毒。
*プレートにはラップを敷き、洗い物の労力を軽減するとよい。
②味噌汁
・大根 1.5本
・白葱 2本
・乾燥揚げ 約200g
・出汁 約20L
・味噌 約700g
*大根は短冊切り、出汁、味噌、大根で味噌汁を作っておく。
*葱、乾燥揚げは適量を器に入れ、重ねてラップを被せておく。
↑後は汁を入れるだけの状態に準備する。
【昼食】 鶏南蛮そば
・鶏肉1.5kg
・山菜水煮1kg
・白葱2本
・卵30個
・かまぼこ4本
・冷凍蕎麦麺を使用(1人前ずつに分かれてるもの)
・出汁はそばつゆ(業務用6~7倍濃縮)
*そばつゆを作り、鶏肉(小口切り)を投入、しばし煮込んで完成。
*卵はゆで卵にして半個付け、かまぼこは2切れ、後は適量。
*冷凍麺は20~30秒と茹で時間が短いので同時提供に向いている。
*麺茹で→汁盛り→具盛り→完成 *1杯あたり1分程度を目安に。
*思いがけない効果として、本格的な麺場(てぼ、寸胴鍋)を作ったので子ども達が
珍しがって自分達で作りたいと言ってきた。コミニュケーションツールとしても機能した。
【夕食】 白飯、焼き餃子、ポテトサラダ、ツナサラダ浅漬け風、漬物、春雨スープ
①プレート(焼き餃子、ポテトサラダ、ツナサラダ浅漬け風、漬物)
・ポテトサラダ(業務用)30g ・・・合計2kg 銀カップ盛り
・漬物(青きゅうり)3~4切れ ・・・合計1kg 銀カップ盛り
*朝食と同様、ポテトサラダと漬物を銀カップに人数分セット。
*餃子はチルドの物を使用。冷凍でも良いが、溶けると固まってしまい使い勝手が悪い。
*焼き時間もチルド物なら3分とかからない。今回は1人前を6個とした。
*水餃子なら冷凍も可。
②ツナサラダ浅漬け風(上記プレート内に盛り付け)
・大根1本
・きゅうり5本
・ツナ5缶
*大根、きゅうりはそれぞれスライス(大根はいちょう切りサイズ)。
*青じそドレッシングをかけて混ぜ込み、しばし漬け込む(隠し味にこんぶ茶を適量)。
*ツナを入れ、再度混ぜ込んでから盛り込み。
*こちらも朝食と同じくプレートにラップを敷く。
③春雨スープ
・にんじん3本
・ニラ2束
・たまねぎ3個
・スライス干し椎茸50g
・春雨100g
・卵10個
・鶏がらスープ20L
・醤油、ごま油、塩、コショウ
*野菜は各細切りにする。スライス干し椎茸、春雨はお湯で戻しておく。
*ニラ以外の野菜を軽く炒め、スープ、干し椎茸投入少し煮込む。
*醤油、塩、コショウで味を調えて春雨投入。
*火を弱めて溶き卵投入。
*腹持ちの良いスープなので、夕食に良いと思われる。
2、食事作成時に注意すること
・ 全員に同じものを同時に提供できるメニュー構成(公平感)。
・ 各提供時間の厳守(各食事時間が決められている)。
・ 小人数でも作れるメニュー構成、段取り、レシピが重要。
便利な調理道具を持っていくと良い(ピーラー、各種スライサーなど)。
・ 1人当たりの皿の使用数が最小限になるようにラップや銀カップを使用する(洗い物への配慮)。
・ 材料、調味料はすべて揃えていく(現地の食材等を減らさない配慮)。
・ 調理道具もほとんど揃えていく方よい(アクシデントへの対応)。
・ 避難者の年齢層の把握、できればメニューリクエストを事前にとれればベスト。
ごく短期間で行く場合は被災中なかなか食べれないものをチョイスすると喜ばれる。
・ 一般的な救難物資はパン物が多いようなのでご飯食はたいへん喜ばれる。とくに朝ご飯。
・ 肉物(生鮮食品)を食べる機会が少ない。メニューに取りいれると喜ばれる。
・ 見せるパフォーマンスの重要性、被災者の方々を元気づけれるようなパフォーマンス。
たとえば、屋台や本格的な調理道具など見た目に楽しいもの。