一体、おにぎりを受け取る時どのような表情をされるのだろうか…
参加する前は、不安や緊張がありました。
おにぎりを配る前に、このようなお話を聴きました。
路上生活者の方も、皆さんと同じようにご両親のもとに生まれて来て、それぞれ人生を送られてきたけれど、お一人ずつ事情があって今はこうして生活をされているだけで、私たちと変わらないのです。昼間は、それぞれお仕事を持っていらっしゃいます。
私達と変わらないんだという大切なことに気がつきました。
「あまり無理なさらで下さいね」
と声を掛けた時、
「いつも無理して生きているの。ここにいるみんな、そうだと思うよ」
と返ってきました。
おじさんたちは、雨の降る日も陽射しの照りつける日も風が吹く日も「路上で生活するには、色々な気を遣い、無理しないとやってられないのだ」と言ってるように感じました。
おにぎりを配ると笑顔が返ってきます。あたたかい気持ちで接すれば、普段頑張るおじさんたちも、一息つくことが出来るのではないでしょうか。
温かくて大きなおにぎりは、色々なひとを優しい気持ちにしてくれます。おにぎりがもたらす人の輪に、これからも関わって行きたいです。合掌
追記
浅草駅に戻る途中でちいさな武者と偶然出会いました(写真)。
一生懸命歩く姿に、おもわずにっこりしてしまいました。