家の宗旨が浄土宗で、もうかれこれ四半世紀前に京都の智恩寺で五重相伝というものを受けたものの、それっきり浄土宗とはご無沙汰でしたけど、今回、被災地支援の拠点となっている遠野市のお寺様で別時念仏という会に参加する機会を頂き有り難く思っております。
キリスト教会に行って礼拝に参加することはあっても、なかなか他の宗派の行事・仏事を経験することはありません。
2010年 の暮れには、ひょんなことから高野山へ行く機会があり、外国人の人類学の研究者と宿坊へ泊まって早朝から護摩の修法を間近に見て感嘆したことがありました。その時以来の衝撃を受けたことは間違いありません。
座禅をやったこともありますが、とにかく一時間以上意識を集中するということが普段からできない性格なので、お念仏を唱えていながら途中、居眠ってしまったか、はたまた忘我の境地に達したか空白の時間ができたりもしました。
「なむあみだぶつ」が、だんだん「なんまんだぶ」になり、「なまんだ」になり舌がもつれたりして、とにかく大変でした。