今回はじめて「ひとさじの会」に参加させていただきました。
当日、光照院さんへ到着した時、ちょうどみなさんで一休みをしながらごはんが炊けるのを待っているところでした。
到着早々みなさんの一休みの輪に加えていただいて、自己紹介をしました。はじめての参加で緊張していたのですが、みなさん笑顔でやさしく迎えてくださいました。
おむすび作りは、ごはんを計る人、むすぶ人、包む人と分担しあって、手際よく、あっという間におむすびが出来上がっていきました。
私は、むすぶ係をしました。やさしくむすべばいいよ、とアドバイスをいただきました。
いつものくせでついぎゅっとむすんでしまいそうでしたが、気をつける
ようにしました。
みなさんと一緒にお寺の中でお念仏をお称えしてから、おむすびを肩掛け袋にたくさん入れて、配食に出発しました。
わたしは、商店街を回る班でした。いつも活動していらっしゃる方に教えていただきながら、一緒におむすびをお届けしました。
一人一人の方に、「ひとさじの会です」と、ご挨拶をして、おむすびと飴をお渡しし、お身体の具合の悪いところがないか伺って、必要に応じてお薬の係の方にお薬を渡していただきました。
路上生活をされている方のところへ行く経験は今回がはじめてでした。
「ありがとう」と声をかけてくださる方もいました。
いっぱいの笑顔をわけてくださる方もいました。
静かに受け取ってくださる方もいました。
ひとつ、ひとつ、とおむすびをお渡ししていくうちに、はじめは重たかった肩掛け袋がだんだんと軽くなっていきました。
配食を終えて、みなさんとの集合場所に着く頃には、私もお腹がぺこぺこになりました。残りのおむすびを一ついただいて、帰宅してからいただきました。
みなさんと一緒におむすびを作って、そしてお渡しすることができたことを、ありがたく思います。
大切に食べて、大切に働きたいという気持ちになりました。
ありがとうございます。