ひとさじの会に初めて参加させて頂きました。
私の最初のホームレスのイメージは、汚い、恐いというものでしたが、ひとさじの会での体験を通して、それは払拭されました。
実際におにぎりを渡してみると、「ありがとう!」「頂くね!」など、接してみるととても優しい方達ばかりでした。
もうひとつ思ったことは、おにぎりを1つしかもらわないことです。食料は彼らにとっては大事なもののはずです。それを一つでまかなうことは、大人の胃袋では到底無理だと思います。
普通は2つ、3つもらうと思います。それをズルもせずに1つだけを貰ってお礼を言います。これはホームレスの方達がとても真面目だからだと思います。
私はとても感心しました。彼らの中に恐い人などはいなく、むしろ優しい人達ばかりだと。食わず嫌いではないけれど、接してみて初めてわかったことでした。
私はとても貴重な体験が出来ました。また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
(東洋大学社会学部社会福祉学科 S・T)
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今回初めてひとさじの会に参加させていただきました。ホームレス支援のボランティア自体が初めてだったので、とても緊張しました。
実際におにぎりを配布して感じたのは、ホームレスの方々が寝ているアーケードと違うアーケードでは電気の量が違い、前者はとても暗かったことが印象に残っています。まるで町自体が区分けしているように感じました。
道中、山谷周辺の状況と新宿等の別の場所の状況を教えていただき、その中でも実際に歩いて回っておにぎりを配れるのは山谷周辺だからという話に驚きました。地域毎に支援のやり方を考えていかないとならないという事実にホームレス支援の難しさを感じました。
ひとさじの会に参加させていただいて、自分で作ったおにぎりを自分で歩いて渡し、それに対してありがとうと感謝していただいたことはとても良い経験になりました。
ありがとうございました。
(東洋大学社会学部社会福祉学科 N・T)
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初めてこのような体験をさせていただき感じたことは、路上で生活をされている方は、自ら選んで生活をされているのではなく、様々な事情を抱えていると実感した。
中には突っかかってくるような方もいたが、おにぎりを渡した際に、姿勢を正し、何度も感謝をしてもらったことに、深く心を打たれた。
また、ある人が「おにぎりよりも会話をしてくれ」と話してきた時は、食べ物も生活する上では無くてはならないものではあるが、何よりも人との繋がり、交流を求めていて、路上生活をされている方は大きな孤独感と向き合いながら生活をしていると知ることもできた。
今回の経験を通じて、見過ごすことは簡単かもしれないけど、そこに自ら手を差し出すというのは非常に勇気のいることだと痛感した。
山谷に初めて訪れて、すぐ目の前には様々な観光地があり、人々で賑わいを見せているが、このような多くの困窮者が健在している地域があるということは大変皮肉なことであると感じた。
(東洋大学社会学部社会福祉学科 Y・M)