私は今回、大学の先生と友人とのご縁から参加させていただきました。
活動についてのお話は伺っていましたが、私の中で、参加するまではまだ漠然としたイメージしか持てていませんでした。
しかし、実際に参加してみると、おじさんたちの優しさや笑顔に触れさせていただく場面がたくさんあり、逆に私たちを気遣って「気をつけてね」と声をかけて下さったことにとても感激したのを覚えています。
この初めてのひとさじの会で私ができたことは、路上で生活をされている方に何かをして差し上げる、助けになる、なんてことではなくて、自分自身が気づかされ考えさせられ、暖かい気持ちを頂いたこと、ただそればかりでした。
きっと参加する度に、こうやって与えられるものが増えていくのであろうと思いながら、「どうしてこんな素敵な方々が路上で生活をしなければならないのか?」という悲しみもまた感じずにはいられません。
今までどこか他人事のように思ってしまっていましたが、これからは活動を通して出会った方々の優しいお顔が頭に浮かぶことでしょう。
そして、いつかその先にほんの少しでも自分に出来ることを見出せないかと考えています。
辛い生活の中にありながら、文句一つ言わず、ただ感謝の言葉を下さった皆さん。笑顔を向けて下さった皆さん。本当にありがとうと言いたいです。
もっと難しい場面に出会うこともあるかもしれませんが、この日感じた感謝の気持ちを込めて、これからも参加させていただきたいと思っています。
最後に、初めて参加する私に親切に色々と教えてくださり、これまでのお話を聞かせてくださったひとさじの会の皆さん、本当にありがとうございます。