初めてひとさじの会の活動に参加しました。
一度、ホームレスの方におにぎりを配ることは経験していましたが、実際に会話したのは初めてでした。
駅や公園にひっそりと暮らしている人々に、目線を合わせて一人ひとりの体調を聞きながら相手を気づかう声掛けをしていました。
私も最初はぎこちなかったのですが、人々とかかわるうちに自然と話しかけられるようになりました。このような生活を始めて1ヵ月程だという人が2人いました。
そういった人にはガイドブックを渡して家のない生活から脱けられるよう支援もしていました。
食事を配るだけでなく、そのような支援もしていることを初めて知り、驚いたのと同時に、大事なことだと思いました。
一番印象に残ったのは吉水さんが愛犬を亡くした女性に、その悲しみを寄り添うように声を掛け、話を丁寧に聞いていた姿です。女性は愛犬のことを覚えていてくれたことに感動し、涙を流していました。
悲しみや辛いことに共感し、寄り添い心を通わせ、人と人との関係を築いていくことも大切な活動のひとつなのだと思いました。
むしろ、食事を配るのはきっかけで、人間関係を築いていくことの方が大切な活動だと思いました。
授業を受ける前までは、ホームレスの方々に差別意識を持っていました。自分がそのような感情を持っていることに驚き、ショックでした。
ホームレスの方々の事を知りたいと思い、ひとさじの会の活動に参加しましたが、意識が少し変わりました。
望んでホームレス生活をおくっているわではないことや、安心して寝ることができないことを知り、一人でも多くの人が安心して暮らせる生活をおくれるようになれば良いと思いました。
今後は見て見ぬ振りをせず、知ろうとする意識を高めていきたいです。