この度、ひとさじの会の活動に初めて参加させていただきました。
私が、この活動について知ったのは職業経験や個人的な体験によって悲嘆反応や癒すための方法に関心があり、ひとさじの会の活動についても記載されている『喪失とともに生きる』という書籍を読んだことが、きっかけでした。
これまで病院や救急の場でホームレスの方に接することは何度かありましたが、身体疾患については解決されたとしても、その方々の抱える背景事情について解消されなければ元の木阿弥になると考えていました。極端な言い方をすると「この人たちは何故この状況に甘んじていているのか」とも。
しかし、こちら側の視点からの一方的な決めつけは双方の信頼関係の喪失となり、エスカレートしていけば排除にもつながっていくものでもあるようにも感じられます。
大切なことは目に見えず、相手に寄り添い偏見を持たずに接して話を聴くこと。大変難しいことだけれども、ただただ問題を片づけることに関心を向けるだけではなく、活動を通して身につけていきたいと思います。
今後とも参加させていただきたいと考えています。ありがとうございました。